2018-08-24 [1部昇格]東証一部申請を発表した(株)Casa かーさ(7196)は、今からでも買えるか検討してみた 1部昇格 Casaの事業内容は、家賃の債務保証や不動産の管理支援サービスを行っている。 「Casa Cloud」という不動産仲介のアプリで、住みたい人と貸したい人をマッチング。 マッチングだけではなく、住みたい人には「入居者カフェ」という契約者専用の旅行、 買い物、飲食などのサービスを提供し、貸したい人(不動産管理会社)には 集金代行と家賃保証をセットにした「Casaダイレクト」を販売。 17年10月31日に東証2部へ上場し、 18年8月9日に東証一部指定申請を発表している。 今からでも株を取得すべきか検討してみる。 <基本情報> CODE 7196 会社名 (株)Casa 会社URL https://www.casa-inc.co.jp/ 上場市場 東証2部 業種分類 その他金融業 <株価情報> (18/08/24調べ) 株価 発行済株数 時価総額(百万円) PER(株価収益率) PBR(純資産倍率) 1,126 10,840,000 12,206 15.01 1.92 PERまずまずな感じを受けるが、PBRは高い。 株価は10万円代でお手頃価格。 <通期業績> 決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益 1株配当 発表日 2015.01 6,389 - 1,615 1,219 23,461.00 0.00 - 2016.01 7,139 1,561 1,700 875 16,828.00 0.00 - 2017.01 8,022 1,168 1,263 632 12,164.00 0.00 - 2018.01 8,293 1,166 1,212 744 141.70 44.50 18/03/14 予 2019.01 8,854 1,246 1,296 801 75.00 22.25 18/05/16 前期比 6.8 6.9 6.9 7.7 -47.10 (%) 売上・経常・純利益は若干下落が見られるものの、概ね右肩上がり。 1株益が大幅に減少しているが、 18年8月1日付で普通株式1株を2株の分割している。 つまり1株益は減っているが、2分割される前の数値は2倍の150ということは、 むしろ1株益は増加している。 配当も同様に、実質44.5なので前期とかわらず。 配当利回りは1.98% 株主優待が新設され、100株保有でQUOカード(1,000円相当) 優待利回りは0.89% 総合利回りは2.86% <財務 [実績]> 決算期 1株純資産 自己資本比率 総資産 自己資本 剰余金 有利子負債倍率 発表日 2016.01 86,599.60 40.6 11,083 4,503 - - - 2017.01 98,763.50 47.0 10,912 5,133 2,533 0.21 - 2018.01 1170.23 53.9 11,764 6,342 3,278 0.09 18/03/14 資産も順調に増加している。 <株価推移> 17/10/31 東証二部上場 18/3/14 経常は7%増益発表も、前期業績は従来想定を下回る着地 18/3/22 株主優待制度の導入を発表 18/4/23 不動産会社向けITソリューション提供のイタンジと業務提携 18/6/11 株主還元の充実及び資本効率の向上を図るため、自己株式の取得を発表 18/8/1 普通株式1株を2株の分割 18/8/3 東京瓦斯株式会社との業務提携発表 18/8/9 東証一部指定申請発表 <東証1部鞍替え要件> 株主数 流通株式数 流通株式比率 流通株式時価 総額 4,513 98,700 91.05% 11,113,620,000 株主数2,200人以上は4,513人で大幅に達成。 時価総額40億円以上は、<株価情報>より120億円で達成。 流通株式数20,000単位以上は、98,700で達成。 流通株式比率35%以上は、91%で達成。 流通株式時価総額20億円以上は、111億円で達成。 一部昇格はほぼ確実かと思われる。 <まとめ> 株価情報から値ごろ感あるが、PBRから割安感は乏しい。 通気業績から右肩上がり。財務状況も余裕がありそうに見える。 優待新設、自社株買い、配当の据え置きなどの手を打ってきた。 東証一部申請を行ったことから、一部昇格の可能性は一段と高まった。 株価は1,300を上限に推移してきた。 10月末以降の昇格に向け、株価は上昇するのではないかと予想。 株取得検討に値するのではないかと、個人的には考える。 (株は自己責任でお願いします。)