2018-11-03 [1部昇格]災害に強い南陽(7417)のXデーは近いか? 1部昇格 南陽の事業内容は、建機や産機の販売とリース、レンタルなどが中心。 また、電子部品・半導体業界向けに設備機械の販売も伸びている。 今年は特に、九州北部豪雨や台風被害の復旧工事に建機レンタルで貢献。 本社は福岡にあり、福岡証券取引所にも上場しており、 17年12月11日に東証二部へ上場。 <基本情報> CODE 7417 会社名 (株)南陽 会社URL http://www.nanyo.co.jp/ 上場市場 東証2部 業種分類 卸売業 <株価情報> (18/11/03調べ) 株価 発行済株数 時価総額(百万円) PER(株価収益率) PBR(純資産倍率) ROE(自己資本利益率) 2,710 6,615,070 17,927 9.86 1.05 10.64% PER・PBRともに、割安。 ROEは10%を超えている。 株価は20万円台。 <通期業績> 決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益 1株配当 発表日 2016.03 31,702 1,616 1,718 1,002 157 40.00 16/05/11 2017.03 31,836 1,919 2,038 1,337 210.0 53.00 7/05/11 2018.03 36,178 2,335 2,551 1,675 263.1 69.00 8/05/10 2019.03 39,300 2,550 2,600 1,750 274.8 69.00 8/10/19 前期比 9 9 2 5 4.4 (%) 売上・経常・純利益は右肩上がり。 1株益も順調に上昇。 18年1株配当は69円。うち3円が東証二部上場記念配当。 18年1株配当を66円とみると、 19年1株配当69円は増配とみることができる。(配当利回り2.55%) 優待はクオカード1000円。(配当利回り0.37%) ※3年以上継続保有の場合500円増 総合利回り2.92% <財務 [実績]> 決算期 1株純資産 自己資本比率 総資産 自己資本 剰余金 有利子負債倍率 発表日 2016.03 2,119 44.8 30,119 13,491 10,968 0.37 16/05/11 2017.03 2,314.73 47.6 30,947 14,739 12,051 0.27 17/05/11 2018.03 2,583.26 49.2 33,426 16,449 13,389 0.16 18/05/10 8.04-06 - 51.6 31,839 16,431 13,540 0.15 18/08/07 資産資本も順調に増加している。 有利子負債も減少している。 <株価推移> 17/12/11 東証二部上場(福証上場済み) 18/2/8 今期経常11%上方修正・最高益予想上乗せ、配当も8円増額 18/5/8 今期経常は4%減益 18/8/7 4-6月期(1Q)経常は14%増益で着地 18/10/10 米株式市場大暴落をきっかけに、世界同時株安 18/10/19 今期経常を一転2%増益に上方修正・最高益、配当も5円増額 <東証1部鞍替え要件> 株主数 流通株式数 流通株式比率 流通時価総額(百万円) 3,985 58,751 88.81% 15,921 株主数2,200人以上は3,985人と達成。 時価総額40億円以上は、<株価情報>より179億円で達成。 流通株式数20,000単位以上は、58,751で達成。 流通株式比率35%以上は、88%で達成。 流通株式時価総額20億円以上は、150億円で達成。 <まとめ> 株価情報からPER・PBRは割安、20万円台と手の届く範囲でしょうか。 ROEも10%を超え、通期業績や財務状況もいい。 鞍替え要件だが、いつでも一部に行けるほどの規模。 Xデーは近いのではないでしょうか。 卸売業という業種ではわからないですが、 建設機械などのリース、レンタルを行っており、 18年に猛威を振るった、九州北部豪雨や台風災害が追い風となり、 2期連続で過去最高益を更新。 昨今の災害事情を鑑みても、今後の成長が期待されますね。 株価は上場から翌18年8月ごろまで2200円を下値に推移。 その上200円を上下するような動きでした。 夏の増益報告から上昇が始まり、10月の世界同時株安で水を差されました。 しかし、75日線に触れて反発したところを見ると、 このあたりが下値のような気がしますね。 アメリカ大統領中間選挙の行方や11月7日の決算でも動くかもしれませんが、 ポートフォリオに入れておきたいと個人的には思います。 (株の取引は自己責任でお願いします。)